今回はXserver(エックスサーバー)からConoHa WINGへWrodPressブログの移行方法を解説していきます。
少々手順は多いですが、Xserverでブログを開始できたあなたなら簡単です。
この記事通りに移行すれば、ダウンタイムなしでXserverからConoHa Wingへ移行することができます。
移行作業中にあなたのブログにアクセスできない時間のことです。
手順通りに進めて、スムーズに移行しましょう!
新規にブログを開設したい場合はこちらの記事をご覧ください▼
【誰でもできる】WordPress(ワードプレス)でブログの始め方6つのステップ【初心者OK】今回ご紹介するサーバー移行は「お名前.com」、「ムームードメイン」、「エックスドメイン」などのドメイン屋さんでドメインを取得した場合です。
Xserverで無料独自ドメインを取得した場合、ドメイン移管が必要です。
今回の手順ではサーバー移行はできないのでご注意ください。
目次
- 1 エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する手順
- 2 手順1:移行したいサイトのバックアップをとる
- 3 手順2:ConoHa WINGのサーバーを契約する
- 4 手順3:ConoHa WINGに移行したいサイトのドメインを追加する
- 5 手順4:ConoHa WINGのDNS設定をXserverのIPアドレスに変更する
- 6 手順5:ConoHa WINGにサイトをコピーする
- 7 手順6:ConoHa WINGに移行したドメインのネームサーバーを変更する
- 8 手順7:ConoHa WINGに移行したドメインにSSL設定をする
- 9 手順8:ConoHa WINGのDNS設定を元に戻す
- 10 まとめ
エックスサーバーからConoHa WINGにサーバーを移行する手順
エックスサーバーからConoHa WINGへの移行手順は7つのステップで行います。
- 移行したいサイトのバックアップをする
- ConoHa WINGのサーバーを契約する
- ConoHa WINGに移行したいサイトのドメインを追加する
- ConoHa WINGのDNS設定をXserverのIPアドレスに変更する
- ConoHa WINGにサイトをコピーする
- ConoHa WINGに移行したドメインのネームサーバーを変更する
- ConoHa WINGに移行したドメインにSSL設定をする
- ConoHa WINGのDNS設定を元に戻す
特に手順4が非常に重要。これをやらないとダウンタイム、つまりサイトが表示されない期間が発生してしまいます。
と言っても画像通りにやれば難しいことはないので、安心してください。
なんだか聞きなれない言葉が多くて難しく感じるかもしれないですが、《家の引っ越し》に例えるとわかりやすいかもしれません。
- サーバーは《土地》
- ドメインは《住所》
- IPアドレスは《座標》
- DNSは《郵便局員さん》
- サイトは《家》
インターネットの世界では、住所(ドメイン)ごと家(サイト)の引っ越しができますが、住所(ドメイン)が示す座標(IPアドレス)は新しいものになります。
重要な手順4は郵便局の転送サービスのようなもので、郵便局員さん(DNS)が動作している座標(IPアドレス)まで案内してくれる手順です。
少し頭を柔らかくしたところで、早速移行を行なっていきましょう!
サーバーの移行が完了しても3日ほどXserverは削除しないでください。
削除してしまうとしばらく移行したサイトが表示されなくなってしまう可能性があります。
また3日ほどはサイトの設定変更や新規記事の投稿、記事の更新などは控えましょう。
手順1:移行したいサイトのバックアップをとる
絶対と言いつつ、絶対がないのが世の常。
万が一の時に備え、移行作業に入る前に移行したいサイトのバックアップを取っておきましょう。
以下の記事に従ってバックアップを完了させてください▼
【もしものために】いとも簡単にWordPressをバックアップできる方法【初心者でもOK】
「バックアップなんざ必要ねぇ!」という強者はそのまま手順2に移ってください。
手順2:ConoHa WINGのサーバーを契約する
バックアップが完了したら、移行先となるConoHa WINGに申し込みます。
サーバーの契約手順①:ConoHa WINGに申し込もう。
ConoHa WINGの申し込みページへアクセスしてください。以下のボタンから移動できます。
すると以下の画面に飛ぶので「今すぐお申し込み」をクリックしてください。
続いて申し込み画面になるので、左の「初めてご利用の方」にメールアドレスとパスワードを入力してください。
- メールアドレスを入力
- もう一度確認のためメールアドレスを入力
- パスワードを設定する
全て入力したら「次へ」をクリックし、契約するプランを選択します。
料金プラン選択画面
《料金プラン選択画面の入力解説》
①料金タイプ
「通常料金」と「WINGパック」があります。
3ヶ月以上サーバーを利用する場合、「WINGパック」の方が最大33%OFFもお得なのでこちらを選択しましょう。
さらに「WINGパック」なら独自ドメインが1つだけ永久無料で利用できます。これを機に2つ目のブログに手を出すのもあり!
②契約期間
契約期間を選択してください。
契約期間が長ければ長いほど月額料金が安くなります。
最低でも1年は続けないと成果が出ない可能性が高いので、12ヶ月がオススメです。(月額900円)
ちなみに2020年6月8日まで「WINGパック」の全プランが5%OFFになっています。
③プラン
ベーシックプランで十分ブログを開始することができます。
よくわからなければ、ベーシックプランを選んでおきましょう。
④初期ドメイン
「これが例の住所?」と思う人がいると思いますが、ブログに使うドメインは後ほど取得できます。
ここで設定する初期ドメインはほぼ使わないので、適当なものを入力すればOKです。
⑤サーバー名
なんでもOKなので、特にこだわりがなければ触らなくて大丈夫です。
①〜⑤まで入力が完了したら「次へ」をクリックしてください。続いてお客様情報の入力画面になります。
サーバーの契約手順②:個人情報を入力する。
お客様情報入力画面
《お客様情報入力画面の入力解説》
①〜⑨の必須項目は必ず入力しましょう。
①種別
個人でブログを開設したい場合、「個人」をクリック。
②氏名
あなたの氏名を入力します。
③生年月日
あなたの生年月日を選択してください。
④国
お住いの国を選択してください。
⑤郵便番号
ご自宅の郵便番号を入力してください。
わからない場合は「こちら」から検索してみてください。
⑥都道府県
ご自宅の都道府県を入力してください。
郵便番号が正しく入力来ていれば、自動入力されるのでそのままでOKです。
⑦市・区
ご自宅の市・区を入力してください。
郵便番号が正しく入力来ていれば、自動入力されるのでそのままでOKです。
⑧町村番号
ご自宅の町村番号を入力してください。
郵便番号が正しく入力来ていれば、町村名まで自動入力されるので、番号を追加するのみでOKです。
⑨電話番号
この後すぐに使うので、今すぐ確認の取れる携帯の電話番号を入力しましょう。
①〜⑨まで入力が完了したら⑩の「次へ」をクリックしてください。続いてSMS認証を行います。
SMS認証画面①
聞きなれない言葉で、難しく考えちゃうかもしれないですが、解説通りに進めば超簡単なので安心してくださいね。
SMS認証とは要するに「本人確認」みたいなものです。
《SMS認証画面①》
①電話番号
先ほどのお客様情報入力画面で入力した電話番号が設定されています。
こちらの電話番号にSMS通知が飛びます。
①の電話番号を確認したら「SMS認証」をクリックしてください。
すると以下のような確認画面が出てきます。
SMS認証画面②
携帯には以下のようなSMS通知が飛んでいます。
《SMS認証画面②》
①認証コード
こちらに携帯にSMS通知された②の「ConoHa認証コード」を入力し、③の「送信」をクリックしてください。
これでSMS認証は完了です。
決済情報入力画面が出るので、支払方法を入力しましょう。
どうしてもSMS認証がうまくいかない場合は、隣の「電話認証」をお試しください。
基本的な手順は同じですが、番号の伝え方が電話での音声になります。
機械の自動音声が認証番号を伝えてくれるので、そのコードを入力し「送信」をクリックしましょう。
サーバーの契約手順②:決済情報を入力する。
続いて決済情報を入力します。
決済情報入力画面
《決済情報入力画面の解説》
①支払方法選択
支払方法を選択します。
支払方法は、
- クレジットカード
- ConoHaチャージ
の2つです。
すぐにサービスを利用開始でき、自動引き落としのため、サービス停止の心配がない「クレジットカード」がオススメです。
②カード情報を入力
- 名義
- カード番号
- 有効期限
- セキュリティコード
を入力し③の「お申し込み」をクリックしてください。
(セキュリティコードはカードの背面に記載されている3桁の数字です)
クレジットカードが選べない場合はConoHaチャージを利用して決済しましょう。
チャージ方法は
- クレジットカード
- AmazonPay
- コンビニでのチャージ
- 銀行決済(ペイジー)
の4つから選択できます。詳しくはコチラをご覧ください。
ここまで完了すると以下のようなポップアップが出るので「今は追加しない」をクリックしてください。
あとからWINGパックについている無料独自ドメインを取得したい場合はコチラを参考にしてください。
手順3:ConoHa WINGに移行したいサイトのドメインを追加する
続いてConoHa WINGに移行したいサイトのドメインを追加します。
新しく契約した土地(サーバー)に住所(ドメイン)を登録するイメージです。
住所(ドメイン)がなければ家(サイト)も引っ越しできません!
それではConoHa WINGの管理画面からドメインを追加していきます。
画像の通りに進んでください。
- WINGをクリック
- サーバー管理をクリック
- ドメインをクリック
- ドメインをクリック
するとドメイン追加画面が出ます。
- 新規ドメインを選択
- 移行したいサイトのドメインを入力
- 利用しないを選択
- 保存をクリック
無料独自SSLは「利用する」にしてもエラーになってしまうので、この段階では「利用しない」で大丈夫です。
SSLの設定は最後にちゃんと行います。
画面の右下に以下のようなポップアップが出れば、ドメインの追加は完了です。
手順4:ConoHa WINGのDNS設定をXserverのIPアドレスに変更する
ドメインが追加できたら今度はダウンタイム(サイトが表示されない時間)を発生させないための作業を行います。
郵便局に転送サービスを依頼するイメージでしたね!
画面の通りに行えば難しいことはないので、間違えないように慎重にいきましょう。
XserverのIPアドレスをメモする
まずは移行前のサイトがあるXserverのIPアドレスをメモします。
以下よりエックスサーバーのサーバーパネルにログインしてください。
サーバーパネルにログインしたら、メニュー画面から「サーバー情報」をクリックしてください。
するとサーバー情報画面が出るので、ここに記載されているIPアドレスをメモします。
ConoHa WINGのドメインDNSを書き換える
続いてConoHa WINDのドメインDNSを、メモしたXserverのIPアドレスに書き換えます。
以下の手順でDNS設定を開きます。
- WINGを選択
- DNSを選択
- 追加したドメインをクリック
- 鉛筆アイコンをクリック
するとDNS設定が編集できるようになるので、以下の箇所をXserverのIPアドレスに書き換えてください。
最初に設定されているIPアドレスはConoHa WINGのIPアドレスです。
後ほど設定を戻す時に使うので必ずメモをしておいてください。
(メモを忘れても確認することはできるので、後ほど説明します。)
画像の通りに2箇所をXserverのIPアドレスに書き換えたら、左下の+アイコンをクリックしてください。
すると新しい設定欄が出るので、画像の通りに入力してください。
- 「A(通常)」を選択
- 「*」と入力
- 「3600」と入力
- XserverのIPアドレスを入力
- 保存をクリック
左下に以下のようなポップアップが表示されれば完了です。
手順5:ConoHa WINGにサイトをコピーする
さあいよいよ本格的に引越し開始です。
移行元のサイトからWordPressブログをまるごとコピーしていきます。
少々待ち時間がかかりますが、手順はとても簡単です。
まずは画面の通りにアプリケーションインストール画面を開きます。
- WINGを選択
- サイト管理を選択
- 追加したドメインが選択されていることを確認
- アプリケーションインストールを選択
- アプリケーションをクリック
するとアプリケーションインストールの詳細が出るので、画面の通りに入力してください。
①アプリケーション
「WordPress」を選択してください。
②インストール方法
「かんたん移行」を選択してください。
③バージョン
そのままでOK。最新バージョンが選択されています。
④移行元URL
移行元サイトのURLを入力してください。
⑤サイトURL
「WWWあり」or「WWWなし」を選択してください。
移行元URLと同じになるようにしましょう。入力欄には何も入力しないでください。
⑥移行元ユーザー名
移行するWordPressのユーザー名を入力してください。
⑦移行元パスワード
移行するWordPressのパスワードを入力してください。
⑧データベース名
特にこだわりがなければそのままで大丈夫です。
⑨ユーザー名
データベースのユーザー名です。
特にこだわりがなければそのままで大丈夫です。
⑩パスワード
データーベースのパスワードです。
特にこだわりがなければそのままで大丈夫です。
「コントロールパネルプラグイン」「自動キャッシュクリアプラグイン」を両方とも「インストールする」にチェックを入れてください。
最後に「保存」をクリック!
以下のポップアップが出ればOKです。
少しするとステータスが移行中になるので、しばらく待ちましょう。
サイトのサイズ(記事の量など)にもよりますが、僕は30分くらい待ちました。
[cat_icon01 title=”エラーが発生したら” icon=”jic jin-ifont-caution” color=”#f08080″]
「失敗しました。移行元サイトログイン確認。入力形式が不正です。」
というエラーが発生した場合、元サイトのパスワードが不適切なことが原因です。
元サイトの管理画面でパスワードを変更しましょう。
- ユーザーを選択
- あなたのプロフィールを選択
- 「パスワードを生成する」をクリックすると入力欄が出るので、新しいパスワードを入力
- プロフィールを更新をクリック
ちなみに変更時の条件は、
- 数字を最低1文字使う
- 記号(_,@など)を最低1文字使う
- 半角英語の小文字を最低1文字使う
- 半角英語の大文字を最低1文字使う
- パスワードの長さを9文字以上にする
です。
僕の場合、上の条件を満たさなくても移行に成功しました。ConoHa側のパスワード条件が変わったのかもしれません。
[/cat_icon01]手順6:ConoHa WINGに移行したドメインのネームサーバーを変更する
続いてドメインのネームサーバーをConoHa WINGのものに変更します。
これは住所(ドメイン)の移行手続きみたいなものだと思ってください。
今回は「お名前.com」の場合で解説します。
まずはお名前.comにログインしましょう。
ログインしたら「お名前.com」のロゴをクリックしてください。
以下のようなダイアログが出るので、「更新画面から移動する」をクリックしてください。
何も出ない場合もあります。
手続き用の画面が出るので、「ネームサーバーを設定する」をクリックしてください。
以下の画面が出るので、設定するドメインを選択してください。
画面下にある「2.ネームサーバーの選択」を画像の通りに進めてください。
- その他を選択
- その他のネームサーバーを使うを選択
- ネームサーバー1に「ns-a1.conoha.io」と入力
- ネームサーバー2に「ns-a2.conoha.io」と入力
- ネームサーバー3に「ns-a3.conoha.io」と入力
- 確認をクリック
確認画面が出るのでOKをクリックしてください。
以下の画面が出れば完了です。
手順7:ConoHa WINGに移行したドメインにSSL設定をする
ここまでくればあと少し!
操作もめちゃくちゃ簡単なのでもう一踏ん張りです!
以下の手順でサイトセキュリティ画面を出します。
①〜③の手順で「無料独自SSL」の「利用設定」を開き「ON」をクリックします。
これで独自SSLの設定は完了です。
超簡単ですよね!
手順8:ConoHa WINGのDNS設定を元に戻す
いよいよ最後の手順です。
手順4でXserverのIPアドレスに変更したConoHa WINGのDNS設定を、ConoHa WINGのIPアドレスに戻します。
最後に郵便局の転送サービスを解除するイメージですね!
早速取り掛かりましょう!
まずはConoHa WINGのIPアドレスをメモします。画面の通りに進めてください。
- WINGを選択
- サーバー管理を選択
- 契約情報を選択
- スペックに記載されているIPアドレスをメモする
以下の画面の通りにDNSの設定画面を開いてください。
- WINGを選択
- DNSを選択
- 移行したドメインをクリック
- 鉛筆アイコンをクリック
するとDNS設定が編集できるようになるので、以下の通りに編集してください。
- タイプ「A(通常)」、名称「*」の値をConoHa WINGのIPアドレスに書き換える
- タイプ「A(通常)」、名称「@」の値をConoHa WINGのIPアドレスに書き換える
- タイプ「A(通常)」、名称「www」の値をConoHa WINGのIPアドレスに書き換える
- 保存をクリック
以下のポップアップが左下に出たら完了です。
これで全ての作業が完了です!
お疲れ様でした!
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
そして何よりもお疲れ様です。
ConoHa WINGで良いブログライフを!
それでは〜