今回はMAMP(マンプ)にWordPressをインストールする方法を、やさしく解説していきます。
WordPressを勉強するために必要不可欠な作業です。むしろ【MAMP × WordPress】環境があれば安全かつ完璧にWordPressのことが勉強できると言っても過言ではありません。
というわけで以下、目次から行ってみましょう。
目次
MAMPとは
MAMPとは「Mac」「Apache」「MySQL」「PHP」の頭文字を合わせた言葉で【ローカル開発環境】と呼ばれるアプリケーションです。
MAMPの「M」はMacの「M」です。
MacはApple製のパソコンでiMacやMacBookのことを指します。昔はMac専用のアプリケーションでしたが、現在はWindowsでも利用することができます。
MAMPの「A」はApacheの「A」です。
ApacheはWebサーバーのソフトで、XserverやConohaWingなどブロガーならお馴染みのサーバーを始め、世界中のWebサーバーで利用されているソフトです。
MAMPの2つ目の「M」はMySQLの「M」です。
MySQLはデータベースのソフトで、ブログ記事やアップロードした画像など、必要な情報をデータベースから取り出すことができるソフトです。
MAMPの「P」はPHPの「P」です。
PHPは人気の高いプログラミング言語で、WordPressの処理にも使われています。
つまりMAMPとは自宅のMac(Windowsも)をサーバーと同じ環境にしてくれるアプリケーションということです。
外部からアクセスすることは出来ないので、MAMP環境で作ったサイトは誰かに見られる心配もありません。
WordPressのローカル開発環境を構築!
というわけで早速ですがMAMP&WordPressをインストールし、ローカルの開発環境を構築していきましょう。
ステップ1:MAMPをインストール
まずはMAMPをインストールしましょう!
MAMPのダウンロードページにアクセスし、ご自身の環境にあったバージョンをダウンロードしてください。
2020年以降のモデルはM1チップが投入されています。
- 2020年以前のモデル:「MAMP & MAMP PRO x.x (Intel)」を選択
- 2020年以降のモデル:「MAMP & MAMP PRO x.x (M1)」を選択
上記の通りに選べば間違い無いです。
自分のモデルに不安がある人は以下の手順で自分のMacに搭載されているCPUを確認してみてください!
- 「画面左上のリンゴマーク」>「このMacについて」>「プロセッサの欄をチェック!」
ダウンロードフォルダにダウンロードされるので、インストーラーをダブルクリック。
「MAMP」のインストーラーが起動するので「続ける」をクリック。
「続ける」をクリック。
「使用許諾契約」を確認して「Continue」をクリック。
「Agree」をクリック。
「インストール」をクリック。
パスワードの入力を求められたらMacにログインするときのパスワードを入力して、「ソフトウェアをインストール」をクリック。
するとインストールが開始され数十秒で完了します。
これでインストールが完了!「閉じる」をクリックしてください。
ダウンロードファイルに保存されたインストーラーは不要なので、ゴミ箱にぽいしちゃいましょう。
ステップ2:MAMPの初期設定
MAMPのインストールが完了したら初期設定をしていきましょう。
ローカル環境からでもブラウザへアクセスしやすくなるようにポート番号を変更します。
難しそうに聞こえますが、ボタンをポチポチ押すだけの簡単なお仕事なのでご安心を!
まずはインストールしたMAMPを起動しましょう。
MAMPインストール時に、「MAMP.app」と「MAMP PRO.app」がインストールされていますが、「MAMP PRO.app」は有料版なので無視してOKです。
MAMPが使い慣れてきた頃に有料版へアップデートすべきか検討してください。
MAMPが起動したら「Preferences」をクリック。
「Port」を選択し、「80 & 3306」をクリック。
するとポート入力欄へ自動的に以下の値が挿入されます。
- Apache Port:80
- Nginx Port:80
- MySQL Port:3306
最後に「OK」を押してMAMPの初期設定は完了です!
ステップ3:MySQLにデータベースを作成
続いてMAMP上のMySQLにWordPressに利用するデータベースを作成します。
WordPressでブログをやっている人にはわかりやすいと思いますが、記事の本文などが入る場所です。
自分で構築することでWordPressへの理解がより深まります!というわけで早速、設定していきましょう。
まずはMAMPを起動します。「Start」をクリックしてください。
初回はパスワードを求められる場合があるので、Macにログインする際のパスワードを入力してください。
MAMPが起動するとStartボタンが緑色になります。「WebStart」をクリックしてください。
Sfariが起動し、以下の画面がでるので「Tool」>「phpMyAdmin」の順番でクリックしてください。
phpMyAdminの画面が起動するので左側にある「新規作成」をクリックしてください。
データベースの新規作成画面が出るので、テキストボックスに任意のデータベース名を入れ、セレクトボックスが「utf8_general_ci」となっていることを確認し「作成」をクリックしてください。
- テキストボックスに任意のデータベース名を入力(例では「wordPress01」)
- セレクトボックスが「utf8_general_ci」となっていることを確認(デフォルト)
- 「作成」をクリック。
左側のツリーに作成したデータベースができていることを確認して終了です!
ステップ4:WordPressをインストール
いよいよMAMPにWordPressをインストールします。
まずはWrodPressの日本語サイトからをダウンロードしましょう。WrodPressは無料でダウンロードすることができます。
上記のリンクから少し下にスクロールすると、ダウンロードボタンがあるのでそこからダウンロードしましょう。
するとダウンロードフォルダにWordPressが一式ダウンロードされます。
中身はこんな感じ。
「command + N」で新しいFinderのウインドウを開き、「アプリケーション」>「MAMP」を開きます。
その中にある「htdocs」フォルダを開いてください。
htdocsフォルダはローカル環境の公開フォルダです。
safariやクロームなどのアドレスバーに「http://localhost/」と入力するとhtdocsフォルダの中を参照します。
例えばhtdocsフォルダの中に「test.html」というhtmlファイルを入れた場合「http://localhost/test.html」をアドレスバーに入力することでtest.htmlを参照することができます。
htdocsフォルダの中に「folder」というフォルダを作り、その中に「hoge.html」をいうhtmlファイルを入れた場合は「http://localhost/folder/hoge.html」でhoge.htmlを参照することができます。
htdocsフォルダの中に任意の名前で新しいフォルダを作ってください。(例では「wordpress01」というフォルダを作っています。)
作成したフォルダに先ほどダウンロードしたwordpressフォルダの中身を全てコピーします。
コピー後は以下のような内容になります。
続いてsafariもしくはChromeを開き、アドレスバーに「http://localhost」+「htdocsに作成したフォルダ名」を入力してください。
例の場合は「http://localhost/wordpress01/」となります。
正しくwordpressのファイルがコピーできていれば以下のページが開くので「さあ、始めましょう!」をクリックしてください。
設定画面が開くのでそれぞれ以下のように入力し、「送信」ボタンをクリックしてください。
- データベース名:先ほど作成したデータベース名(例では「wordpress01」)
- ユーザー名:root
- パスワード:root
- データベースのホスト名:localhost(デフォルトのまま)
- テーブル接続辞:wp_(デフォルトのまま)
以下の画面がでるので「インストール実行」をクリックしてください。
インストールが完了すると以下の画面がでるので、ご自身に合わせた情報を入力してください。
以下の画面が出ればwordpressのインストールが完了です!
あとはログインするだけで自由にローカル環境でwordpressを使うことができます。
管理画面にログインできれば完了!
お疲れ様でした!