こんにちは。プロラボです。
この記事を書いている僕は、現役でシステムエンジニアをやっています。
現在31歳。毎日定時で帰って年収600万くらいです。びっくりするほど高収入なわけではないですが、それなりにストレスのない生活をしています。
1回転職を経て社内SEとして働いています。
今回はそんな僕が、
[jin-iconbox15]社内SEが良いと聞くけど実際はどんな感じ?現役の社内SEから話を聞いてみたい。[/jin-iconbox15]こんな疑問を解決します!
まず結論からですが、
[jin-iconbox09]社内SEの自社サービス最高です。[/jin-iconbox09]というわけで以下より結論を掘り下げていきたいと思います。
それでは早速行ってみましょう!
目次
僕の経歴
まずは簡単に僕の経歴から紹介します。
1年目〜4年目:ソフトウェア会社に入社し、プログラマとして複数の開発を経験
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5年目〜6年目:オープン系エンジニアとしてチームリーダーを担当
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7年目〜8年目:汎用系システムの保守・運用を担当
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転職活動を開始
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9年目〜10年目(現在):某企業にて社内SEを担当
こんな感じです。
10年前ソフトウェア会社に入社し、いわゆるプログラマーとしてキャリアをスタートさせたのち、保守やチームリーダーを経て1回転職を経験。
社内SEとして今に至ります。
転職のきっかけは子供ができたことで、
転職軸は、
- できるだけ家から近い会社に勤めること
- なるべく自社サービスを扱っている会社がいい
- 給料が下がって良いので残業が少なめな企業に入ること
こんな感じでした。
転職軸とは転職の方向性
ちなみに転職軸とは転職活動をする上で、決めておくべき方向性です。
最初に軸を決めておかないと、企業選びがブレブレになり、自分の求めている企業が分からなくなってしまいます。
しかもほとんどの面接で質問される内容ですので、転職を考えている人はしっかりとキッカケと軸を設定しておきましょう。
だた「今の仕事に病んで・・・。」みたいな超ネガティブなキッカケは絶対にNGです。
それが事実だとしても、何か別のキッカケを探してください。
社内SEのお仕事
というわけで縁あって現在の会社で社内SEとして働かせてもらっています。
ただ社内SEって実際どんな仕事をしているのかイメージがわかない人もいるかなと思いますので、ざっくりとした僕の仕事内容をご紹介します。
主な職務は以下の通り。
- 社外向けWebページの制作
- 社外向けアプリケーションの開発
- 社内向けアプリケーションの開発
- 社員が利用するPCのメンテナンス
こんな感じです。
主なプログラミング言語は、
- HTML/CSS、JavaScript
- PHP、SQL
- Swift
こんな感じで、現在Kotlinを勉強中です。Pythonにも手を出したいなと思っています。
分かる人には「Kotlinを勉強中」で伝わりますが、Andoridアプリの開発を進めている感じですね。
KotlinはAndoridが公式でサポートしているAndoridアプリ開発用のプログラミング言語です。
社外向けWebページの制作
自社のコーポレートサイトや、自社サービスのLP(ランディングページ)などを制作しています。
学生の就職活動の時期になると、新卒専用サイトの制作を毎年行っていたりもします。
「新卒専用サイトの制作」がなかなか面白くて、毎年デザイナーの人と流行りのデザインを調査しながら進めている感じです。
社外向けアプリケーションの開発
社外アプリケーションの開発を行っています。
とは言ってもほぼ外注(別のソフトウェア会社に委託)しているので、委託先の企業と協力して行っている感じです。
社内向けアプリケーションの開発
ここが僕の本業といったところです。
営業職の業務を円滑にするため、社内システムの開発と改善、保守を行っています。
社員が利用するPCのメンテナンス
新入社員が入社した際、新しいPCを調達し社内ネットワークに接続できるように設定したり、必要なアプリケーションをインストールしたりします。
またPCの不調を相談されたら診断をしたり、退職者が出た場合は該当者のPCを初期化したりしています。
こういった雑務も社内SEの大切なお仕事です。
社内SEのやりがい(メリット)
なんとなく社内SEの仕事内容がお分かりいただけたかなと思いますので、僕の考えるやりがい(メリット)をご紹介します。
- 長期的に同じを開発できる
- 使ってみたフィードバックが早い
- 抜けたら困るポジションを作りやすい
- 些細なことでも感謝されるようになった
上記の通りです。
それぞれ解説します。
長期的に同じを開発できる
最も大きなやりがいの一つです。
社内SEの場合は外部にむけた自社サービスや、内部に向けた社員向けシステムなどの開発を担当する場合がほとんどです。
逆を言えばそれ以外のシステム開発をすることは無いですね。
システムエンジニアの種類にもよりますが、社内SE以外のエンジニアは同じシステムを長期的に担当するケースは珍しく、いろんなシステム開発に携われるのがやりがいでもあります。
しかし開発が終了すると別のプロジェクトに移動してしまうので、その後どうなったか分からないのが難点。
社内SEの場合、別のプロジェクトに移動するということはあり得ないので、長期的に同じシステムに関わることができます。
僕の場合、自社サービスと社内システムの両方を担当していますが、はっきりいって「自社サービス最高」な状態です。
複数個の機能をかなり自由な感じで任されているので、どんな改良を加えるか小さなアップデートくらいなら好きにさせてもらっています。(当然上司に相談はします。)
使ってみたフィードバックが早い
自社サービスや社内向けシステムということは、システムを作ろうと思ったきっかけは社内にあります。
つまり1次請けに近い立場なので、使ってみた感想が自分のもとに入りやすいです。
これが2次請けや3次請けのシステムエンジニアやプログラマーの場合、上記のような感想は1次請けの会社が全て吸収してしまい、自分の元には聞こえてこないです。
前述の通り社内SEの場合はダイレクトに感想や要望を確認できます。
ダイレクトに感想が聞こえてくると、次に何をすべきか自分で考えられるんですよね。誰かに指示を受けて脳死状態で開発するよりもよっぽどやりがいを感じるかなと思います。
抜けたら困るポジションを作りやすい
ちょっとずるい考え方ですが、社内SEはその企業の中ではPCやシステムのスペシャリストです。
社内で開発しているシステムに精通すればするほど、替えが効かないポジションになりやすいです。
変えがき効かなくなってくると、会社はあなたを手放したく無いですから、給料が上がりやすいです。
あとは、たまに手を抜いてもぶっちゃけバレないです。他の社員には手を抜いてることが分かりづらいんですよね。その会社内では専門職すぎて具体的な作業がわからないので、やるべきことさえしっかりやってれば意外と時間に余裕があったりします。
些細なことでも感謝されるようになった
元々ソフトウェア会社で働いていたこともあるのですが、一般的な営業職の人たちって思ったよりもPCスキルが低い人が多いです。
かといって別に悪いわけじゃ無いし、営業職の人たちのおかげで僕ら社内SEは給料をもらえているので感謝しかないです。
例えばLANケーブルが外れているだけでも「PCが変!」という問い合わせがマジであります。
当然対応は「その人のデスクに赴き、PCをチェックし、LANケーブルを挿す。」というだけなのですが、想像以上の感謝をされたりします。
感謝されるのは働く原動力ですからね。やはりやりがいを感じます。
社内SEのデメリット
社内SEのデメリットも挙げておきます。
僕が思う社内SEのデメリットは1つで、
[jin-iconbox14]主体的に勉強しないと自分の成長が止まります。[/jin-iconbox14]上記の通りです。
《やりがい》でも解説しましたが、社内SEの場合自分が最上位のスペシャリストです。
また新しい開発というより、システムの保守や小さなアップデートがほとんどなので現状持っているスキルで仕事が完結してしまうんですよ。
逆にいうと新しい技術を経験する機会がほとんど無いんです。
現状維持に満足できる人なら良いのですが、IT業界の進歩はめちゃくちゃ早く、あっという間に化石のようなシステムエンジニアになっていた。なんてことも起こりかねません。
例えば転職したくなった時、自分の成長が止まっていると転職活動には非常に不利です。
ですのでIT業界の最新の動向は主体的にチェックしておく必要があるかなと思います。
社内SEにはどうやってなれる?
新卒や未経験から社内SEになるのはかなり難しいかなと思います。
まずはプログラマーやシステムエンジニアとして、数年実務経験をする必要があるでしょう。
最低でも1年〜3年ほどは必要かなと思います。できれば3年は欲しいですね。
もしプログラミングに自信がなければ、プログラミングスクールに通うことをお勧めします。
現在システムエンジニア、もしくはプログラマとして働いている人で社内SEになりたいと思っている人は転職エージェントを使うことをお勧めします。
実際僕も転職エージェントを利用し、今の会社に入社しています。
使ってみた感想としては転職エージェントを使うメリットが圧倒的メリットなので是非検討してみてください。
転職エージェントについての詳しい情報は以下の記事で僕の実体験を交えて解説しています。
プログラマでも社内SEになれる?
結論、プログラマでも社内SEになれます。
むしろ設計する能力が高い人よりも、プログラミングの能力が高い人の方が社内SEとしては欲しい人材かなと思います。
理由としては僕が転職活動をしていたとき、求人から感じた実体験に基づいており、
いきなり設計ができるチームリーダーポジションを募集している企業もありますが、チームメンバーとしてプログラミング技術を必須条件にしている企業の方が多い印象でした。
ただし今プログラマーとして働いているよりも人とのコミュニケーションは多くなる可能性が高いです。
まとめ
と言うわけで「社内SEのやりがいを現役エンジニアが解説【自社サービス最高です】」について解説しました。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は以上です。